今月は、2026年7月31日(金)から開催される日本最大級の学生映画祭「第37回東京学生映画祭」を記念し、過去の同映画祭で高く評価された新進気鋭のクリエイターによる5作品を無料公開します。

東京学生映画祭とは、「東学祭」の名で知られ、日本で最も長い歴史を持つ、日本最大規模の学生映画祭です。学生の製作した映像作品を全国から募集し、コンペティション形式でグランプリを決定しています。

【第37回東京学生映画祭】
日時:2026年7月31日(金)~8月2日(日)
           7/31、8/1 16:30‐22:40(オールナイト 23:15ー5:30)
           8/2  16:30‐22:30
会場:シネマリス (東京都千代田区神田小川町3-14-3 イルサB1)
入場料金:・コンペ上映:一般 1,000円/学生と25歳以下 500円
     ・企画上映:一般 1,800円/学生と25歳以下 1,400円/各種割引
     ・オールナイト:一般 3,000円/サブスク会員 2,500円
特別審査員:ゆっきゅん、岩崎裕介、清水崇、はるおさき、さいとうなり(敬称略)
※特別審査員の方には、コンペティション作品の上映後にはトークショーにもご登壇頂く予定です。
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📅 7月1日(水) 配信開始

1. 『記憶と残心』

🏆 実績: 第34回(2023)東京学生映画祭 実写短編部門 入選作品

  • 監督: 松田恒太
  • 出演: 百瀬 葉、真生、石田 健太

【作品紹介】
映画美学校フィクションコースの「短編をつくる」という課題にて松田監督が同期らと制作した作品。幽霊が見える高校生の結希。ある日の通学路、一人の幽霊と出会い…。

📅 7月8日(水) 配信開始

2. 『おじいちゃんの茶碗』

🏆 実績: 第34回(2023)東京学生映画祭 実写短編部門 入選作品

  • 監督: 平野沙菜
  • 出演: 村山瑛大、松島孝彰、大澤由理

【作品紹介】
親の離婚で祖父の家に来てから2年。たけるは祖父・周吉が大切にしている茶碗を割ってしまう。姉・真帆は進路に悩む。母・春子は家族を気にも留めない父・周吉に不満を持っていた。3人はそれぞれの悩みを抱えきれずに、家を飛び出してしまう。1人取り残された周吉。長い一夜と共に、それぞれが「家族の形」を探していく姿を描く。

📅 7月15日(水) 配信開始

3. 『Chasing My Dream』

🏆 実績: 第34回(2023)東京学生映画祭 実写短編部門 グランプリ受賞作品

  • 監督: 中山響一
  • 出演: 岡本 弦、池永十和、小西有也

【作品紹介】
湯浅麗は、ある日を境に自身の生活に違和感を抱く。出会ったことのない女性、高校生のままの幼馴染…彼らは麗を認識している。そんな日常を送る中で、彼は時折、川へ向かう記憶を辿るように…奇妙な世界に迷い込んだ主人公は何を感じ、どう生きていくのか。

📅 7月22日(水) 配信開始

4. 『ただいま』

🏆 実績: 第33回(2022)東京学生映画 実写長編部門 審査員特別賞(瀬々&希妃賞)受賞作品 / なら国際映画祭2022 NARA-wave 観客賞&俳優賞(木村文哉)受賞作品

  • 監督: 劉 波
  • 出演: とめ貴志、木村文哉、畦地祐平

【作品紹介】
長いこと大都会を彷徨っている直人は、いつも、苦しい少年時代に自分に温かく接してくれた友人のタクミのことを思い出していた。しかし、そのタクミもいつしか跡形もなく直人の生活から消え去ってしまった。それは直人が抱えている心の蟠りとなった。直人はタクミを探すために故郷に戻った。記憶の舞台となった場所で、記憶と現現実(げんじつ)は交錯し、すべてが美しい昔に戻っていくようであった。

📅 7月29日(水) 配信開始

5. 『真島ミヤビ』

🏆 実績: 第32回(2021)東京学生映画祭 入選作品

  • 監督: 宮田有紀子
  • 出演: 薮正紘、小澤奈々花、立石雄大

【作品紹介】
何もかも忘れていた、その記憶がふと蘇る。何者でもなかった29歳のリク、懐かしいあの香りといつか感じたあの風が過去を呼び起こす。目の前には儚げに海を見つめる少女がいた。夢のようで現実、現実のようで夢なのかもしれない、ひとりの男のある夜の夢日記のような時間。

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💡 映画制作のヒント:
今回のラインナップに共通する重要なテーマは「記憶と現実の境界線の表現」と「限られた登場人物・シチュエーションにおけるドラマの構築」です。ファンタジーや夢日記的な曖昧な世界観(『記憶と残心』『Chasing My Dream』『真島ミヤビ』)を、観客が迷子にならないよう映像的にどうナビゲートするか、あるいは、家族の崩壊や過去の蟠りという普遍的かつ重厚なテーマ(『おじいちゃんの茶碗』『ただいま』)を、台詞とインサートカットの連動でいかに豊かに見せるかなど、自主映画の規模感で最大の心理効果を生むための「構成の妙」と「カット割り」が非常に参考になります。どの作品も少ないリソースをアイデアでカバーする演出の宝庫ですので、ぜひ自身の作品作りのインプットとして解析してみてください。