2026年7月、松竹大人の映画塾【夏休み特別企画】として、『プロの映画制作現場を体感!松竹映像センター見学ツアー』を開催いたしました。
映画制作の要となる「音響」と「色彩」のポストプロダクション工程を、実際の映画制作現場で体感する本イベント。映像制作経験者から映画ファンまで幅広い方々にご参加いただき、普段は立ち入ることのできないプロフェッショナルの現場の熱気を肌で感じていただきました。

■ 実際の映画素材を使った、リアルな実演と解説

見学ツアーの様子
▲ 実際の現場ならではの緊張感と熱気に包まれた見学会

今回の見学ツアーの最大の特徴は、実演や解説に「実際の映画制作で使用された本物の素材」を使用したことです。公開前の作品などの機密情報を扱うスタジオ内は独特の緊張感があり、参加者の皆様には、プロの現場のリアルな空気感を体験していただきました。

■ EDIT2(カラーグレーディング):色彩が操る視線と感情

EDIT2(カラーグレーディング)の様子
▲ カラーグレーディングによる映像の印象変化を解説

EDIT2では、映像の色彩を調整する「カラーグレーディング」の工程を見学しました。
カラーコレクション(色補正)との違いや、撮影前の色味の設定から撮影後の工程に至るワークフローを解説。その後の実演では、色が観客の心理に与える印象の変化や、スクリーン内で視線を誘導するための仕掛けなど、映像作品における「色」の重要性と奥深さを学びました。

■ ダビングステージ(音響・ミキシング):音の重なりが生み出す臨場感

ダビングステージの様子
▲ 実演を交えながら音響制作の裏側を学ぶ

続いてダビングステージでは、映画の「音」が完成するまでのミキシング工程を見学しました。
「セリフ」「音楽」「効果音」という3つの要素が、収録・録音からミックス・マスターまでどのように関わり合うのかを解説。実際の作品の音が、どう録られて、どのように重なっているのかを聴き比べたほか、フォーリー収録(生音収録)などの手法も紹介され、映像に命を吹き込む音響スタッフのこだわりに深く聴き入る時間となりました。

■ 絶えない探求心と、参加者の声(アンケートより)

質疑応答の時間は、音響に関する専門的な質問や、クリエイターが1作品あたりにかける作業時間など、皆様から非常に多くの質問が飛び交い、大変な盛り上がりを見せました。

終了後のアンケートでも、全参加者様から「満足」「やや満足」との高い評価をいただき、「実際の映画素材を使った解説がわかりやすく、プロのこだわりに感動した」「カラーグレーディングの視線誘導の仕掛けが非常に勉強になった」「音の仕分けとフォーリーの存在感など、映画制作の裏側を知れて参加してよかった」といった喜びのお声を多数いただきました。

松竹 大人の映画塾では、今後も映画制作の裏側に触れ、学びと交流を深められる実践的なイベントを企画してまいります。次回のお知らせもどうぞご期待ください。